経済センサスの結果は市町村別にも出ます。自治体であれば、調査結果を元に、少ない予算をどう配分していくか、という戦略をどう立てていくかが地域活性化の鍵となります。
 先述した通り、データには結果しかなく、分析(=対策)は自分たちで考えていかなければなりません。これまでのように、ある地域で成功したモデルをそのままなぞっても上手くいかないでしょう。
 しかし、統計数値は、地域において何が優れているかを明確に示してくれます。特色や産業構造が似通っている地域を探し、なぜ潤っているかを分析すれば、その地域を活性化させるための戦略も見えてくるはずです。
 これまで見てきた通り、経済センサスは全数調査ですから、正確なデータから分析することが可能です。今までのように、なんとなく周囲に合わせておけば大丈夫だった時代は終わりました。今後は総論ではなく、各論に注視する時代になります。戦略を立て、それを実行した地域や産業が生き残り、それ以外は淘汰(とうた)されていきます。その意味では、より厳しい時代となるでしょう。
 今は、国全体に活気がありません。そういう時だからこそ、企業や地域をいかに元気にしていくかが問われます。その戦略の立案には、経済センサスで得られたデータは必要不可欠になるでしょう。だからこそ、ビジネスパーソンやマスコミ、エコノミスト、自治体などの方々に大いに活用してほしいと思います。
「経済センサス‐活動調査」は日本の経済力を知るための調査です。|日経ビジネス オンライン SPECIAL
Short URL for this post: http://tmblr.co/ZhYsRyEJrzyY